カウントダウンクルーズってどんなイベント？船上で優雅に年越ししよう

カウントダウンイベントを行う場所は陸地ばかりではありません。

船に乗って周遊しながら年越しをお祝いする、それが「カウントダウンクルーズ」です。

豪華な客船で特別な食事や演出を楽しみながら新しい年を迎えてみませんか？

この記事では、カウントダウンクルーズの概要や魅力、申込方法などをご紹介します。

カウントダウンクルーズとは？

カウントダウンクルーズとは、大晦日から元日にかけて行われるクルーズイベントです。

東京・横浜・大阪など、主要な港がある都市圏で実施されることが多く、毎年各社がさまざまな趣向を凝らしたクルーズを企画しています。

船の上で年越しを迎えるという優雅さや、普段は味わうことができないスペシャル感から、大きな人気を集めているんです。

カウントダウンクルーズの魅力

カウントダウンクルーズには、このイベントならではの魅力が数多くあります。どのような点が魅力なのか詳しく見ていきましょう。

美味しい料理やドリンクを味わえる

カウントダウンクルーズでは、1年を締めくくるに相応しい特別な食事が用意されています。

多いのはビュッフェ料理やフリードリンクなど自由に飲食を楽しめるスタイル。

ローストビーフやサーモンなどの高級メニューのほか、年越しそばなど大晦日ならではのメニューが揃っている場合もあります。

また、年越しをシャンパンで乾杯しながらお祝いするというイベントも。1年の最後を飾るイベントにふさわしいスペシャルなメニューで、カウントダウンの気分がさらに盛り上がります。

優雅な雰囲気の中で年越しを過ごせる

クルーズのパーティーというと、非常に華やかで優雅なイメージを抱く方も多いでしょう。

まさにカウントダウンクルーズでは、船の上での豪華なひとときをたっぷり楽しむことができます。

賑やかなイベントもそれはそれで魅力がありますが、上品さと高級感の漂う落ち着いた空間で、ゆっくり年越しの雰囲気を味わうのも素敵ですよね。

美しい夜景や花火などを楽しめる

カウントダウンクルーズでは、パーティーやゲーム、ライブなど船内におけるコンテンツが豊富に用意されていますが、お楽しみはこれだけではありません。

屋外で海風を感じながら楽しめる演出もクルーズならではの魅力です。

例えば、クルーズ船から臨む美しい夜景はカウントダウンクルーズの見どころの1つ。

絶景を眺めながら1年のことを振り返るのも良いですね。また、クルーズによっては花火を鑑賞できる場合もあります。

さらに特別感の増す演出、忘れられない年越しになること間違いなしです。

東京近辺で実際に行われているカウントダウンクルーズ

実際カウントダウンクルーズはどのような船でどのような流れで行われているのでしょうか。ここでは、都内や都近隣で実際に行われているカウントダウンクルーズをご紹介します。

マリーンルージュでのカウントダウンクルーズ

観光船「マリーンルージュ」で行われるカウントダウンクルーズです。

クルージングの発着は横浜の山下公園。レストランシップであるため、クルージングをしながらのパーティーが可能です。22時の出港後は船内でディナーやドリンクを楽しみながら旧年を振り返り語らうことができます。

年越しの瞬間はデッキでカウントダウンイベントを開催。シャンパンの乾杯で新年を祝います。鏡開きによる振る舞い酒や、豪華な賞品付の抽選会などが行われ、お正月ならではの華やかな空気を楽しむことができるでしょう。

23時頃出港で翌1時前には帰港するので、サクッとイベントを楽しみたい方にもぴったりです。

ロイヤルウイングでのカウントダウンクルーズ

横浜にあるクルーズ船「ロイヤルウイング」で行われるカウントダウンイベントです。

中華料理のバイキングと多種類のフリードリンクで豪華なディナーを楽しめます。メニュ―の中には大晦日恒例の年越しそばも用意されるので、年の瀬の雰囲気がさらに盛り上がりますね。

また、お笑い芸人を迎えてのステージや抽選会など、特別なコンテンツも複数用意されています。

年越しの時間になったらデッキに移動。船から見える横浜のシンボル的観覧車「コスモクロック」の時計に合わせてカウントダウンをしながら、汽笛やクラッカーでお祝いをします。

横浜ならではのロケーション特別感溢れる年越しを体験できるでしょう。

レディクリスタルでのカウントダウンクルーズ

レストラン船「レディクリスタル」で行われるカウントダウンクルーズです。

天王洲シーフォートスクエアから出港し、舞浜沖で年越しを迎え帰港するというコースです。品数豊富なビュッフェやフリードリンクが目玉の1つで、往路はオードブルやピザ、パスタ、ローストビーフなど豪華なメニュー、復路は手軽なサンドイッチやデザートというように、1年の締めくくりに相応しい豪華な食事を味わうことができます。

また、シャンパンを楽しみながらのデッキでのカウントダウン、ジャズの生演奏など、特別なイベントにぴったりな企画も用意されています。

ジークフリートでのカウントダウンクルーズ

乗合パーティークルーザー「ジークフリート」でのカウントダウンクルーズです。

牛肉・海鮮などを使用したメイン料理、パスタ、デザートなどが登場するディナーやフリードリンクが楽しめます。高級食材も使われていて非常にリッチです。レインボーブリッジやお台場からの夜景など、美しい景色を眺めながらのクルージングは格別。

なお、カウントダウンを行う舞浜沖では年越しに合わせて花火を観ることができます。また、生ライブやマジックショーなど特別なコンテンツも満載。乗船から下船までたっぷり楽しい時間を過ごせるでしょう。

大阪近辺で実際行われるカウントダウンクルーズ

カウントダウンクルーズが行われるのは東京だけではありません。関西、九州などの都市圏でも例年多数実施されています。そこで大阪のカウントダウンクルーズについても見ていきましょう。

サンタマリアでのカウントダウンクルーズ

大阪ベイエリアを周遊する観光船「サンタマリア」でのカウントダウンクルーズです。

サンタマリアは帆船型の船で見た目が非常にキャッチー。大阪有数の観光スポットの1つですが、サンタマリアのカウントダウンクルーズは大阪エリアでも特に人気が高いカウントダウンイベントです。クルーズは60分ほどと短時間ですが、豪華商品付の大抽選会やロックライブなど年越しを盛り上げるコンテンツも用意されています。

なお、飲み物は船内で自分で購入スタイル。料金が大人約4,000円とリーズナブルで参加しやすい点もポイントです。

ロイヤルプリンセスでのカウントダウンクルーズ

関西最大級と言われる遊覧船「ロイヤルプリンセス」及び「オーシャンプリンス」でのカウントダウンクルーズです。

航路は神戸港周辺。ロイヤルプリンセスは2階立てで広々した造りが特徴的な船です。リッチな大型客船のような中央階段があるなど、クルージングの気分が盛り上がるデザインになっています。オーシャンプリンスは帆船のような見た目がポイント。

ロイヤルプリンセスより乗船可能人数は少ないものの、船内もおしゃれなデザインで素敵な船旅が楽しめます。カウントダウンクルーズでは豪華景品付のゲームなどを開催。

なお、年越しの時間には、神戸ハーバーランドのシンボル「モザイク大観覧車」を眺めながらのカウントダウンが行われます。

カウントダウンクルーズの申し込み方

カウントダウンクルーズは事前予約が必須です。イベントサイトなどを介し、インターネットや電話などでの申し込むのが一般的です。

申し込み後、指定の支払方法により、期日までに料金を入金すれば予約が完了します。

カウントダウンクルーズの相場は、飲食付きの場合が1～2万円、飲食なし周遊のみが5千円ほどです。

また、クルーズ時間が長いほど料金は高い傾向にあり、短いものなら1時間程度、長いものは大晦日の夜から元旦の朝までという企画もあります。

カウントダウンクルーズで気を付けておきたいこと

最後に、カウントダウンクルーズで気を付けておきたいことをまとめてご紹介します。

カウントダウンクルーズは陸を離れ、船で年越しを迎える特殊なカウントダウンイベント。

クルーズならではの注意点などもあるので、正しく守りながらイベントを楽しみましょう。

遅刻は厳禁

クルーズは出港時間を過ぎると離岸します。そのため、乗船時間に遅刻するともうイベントに参加することはできません。

陸地で行うイベントは多少遅れても途中参加できる場合もありますが、船の場合はそもそも乗船できなくなってしまうのでそうもいきませんよね。

カウントダウンクルーズは遅刻厳禁です。

クルーズには乗船開始時刻と出港時刻があります。乗船開始時刻は船への利用客の船への乗船が始まる時刻、出港時刻は船が港を離れる時刻です。出港時刻を乗船開始時刻と勘違いすることがないよう注意しましょう。

乗船開始時刻から出港時刻までは大体30分から1時間あります。クルーズに向かう前に時間をしっかり確認し、タイムスケジュールを立てた上での移動をおすすめします。

当日の天候によって演出が変更になることもある

カウントダウンクルーズは船室から出てデッキなど屋外で楽しめるコンテンツが用意されている場合もあります。

例えば花火鑑賞や、デッキでのカウントダウンなどですね。

ただし、このような屋外コンテンツは当日の天候によって演出が変更になることもあります。

特に花火は風や雨など上空の状況に左右されやすいため、当日のコンディション次第です。その点は留意した上で参加しましょう。

ドレスコードがある場合も

カウントダウンクルーズでは、ドレスコードが設けられている場合もあります。

そもそも高級レストランなどではポピュラーなルールなので、クルーズイベントでも珍しいことではありません。

ドレスアップが必要な場合はしっかりフォーマルな衣装を用意しておきましょう。

また、カジュアルOKだとしても、トレーナーやジーンズ、スニーカーなどラフ過ぎる服装はマナー違反です。

ジャケットを羽織ったり、ノータイにするなど、ほど良く足し引きしたスマートカジュアルをおすすめします。

まとめ

カウントダウンイベントは1年に1度しかありません。

そんな特別な日に、日常から少し離れ、豪華なひとときを味わえるカウントダウンクルーズ。

興味のある方はぜひ年末のクルーズ情報をチェックしてみてください。